ツボについて 「先ず経絡とは」
親から受けついだ先天の気(腎気・元気)と天空の気(肺気・宗気)や
大地の気の食物から吸収した後天の気(脾気・穀気)が気血となり全身を巡ります。
これがうまく循環している時は健康で、
滞ったり、不足したり、集まり過ぎると病気になるので、
経絡の流れを良くする事が大事になります。
ツボとは経絡を鉄道の線路とするとツボは駅になります。
ここに気血が集まったり不足、停滞すると、
痛み・冷え・ほてり・麻痺・過敏等が現われます。
東洋医学ではツボのことを経穴と言いますが、
骨の凹や溝、筋肉と筋肉の間、筋肉の末端等にあり、その経穴は手足の関節の周囲や全身に分布しています。
内臓の働きが低下すると
体表のほぼ決った場所の経穴に色々な反応が現われます。
これを現代医学では内臓体壁反射と言い、診断に用いています。
東洋医学も同様で
その部位に凹や軟弱硬結が現れるので、その場所(経穴)を加療します。
消化、吸収、循環等を支配している自立神経は不調になると
その関連部位の経穴に良く反応が現われます。
そこを施術(押す・もむ・鍼灸等)すると経絡の流れが改善され、治癒力がたかまるのです。
経絡上の経穴は重要な反応点であり、施術点なのです。
自分の身体に現われる反応点に留意し、今年も元気で!
2025年年始 院長